宙組の現役俳優である有愛きいさんが飛び降り自殺をはかった宝塚歌劇団。7日には劇団による記者会見がおこなわれました。
今までも不祥事はあったものの、会見を開くなどありえない、事実無根を突き通し隠蔽していた劇団。会見の発言を文字起こししました。
なお木場理事長による会見ではなく、劇団としての会見です。
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宝塚歌劇団としてのコメント「生徒急逝について」
宝塚歌劇団の理事長が、正式にコメントを発表。会見で登壇者によって代読されました。
「この度の宝塚歌劇団生徒の急逝につきまして、つつしんで心より哀悼の意を表します。また、お客様、並びに関係者の皆様に大変ご心配をおかけしておりますことにつきましても、深くお詫び申し上げます。
大切な仲間の生命が失われたことは、極めて重大な事と厳粛に受け止めており、誠に残念でなりません。急逝の報を受けて、これまでご遺族の気持ちに寄り添いながら、宝塚歌劇団生徒の体調も含めた安全を第一に考え、対応をおこなって参りました。急逝した生徒の名前につきましては、公表を控えて欲しいというご遺族の強いご意向を尊重することが大切だと考えており、弊団よりお知らせすることができないこと、何卒ご理解賜りますようお願いいたします。
今後、なぜ今回のようなことが起こったのか、また、一部報道されているような事柄についてもきちんと調査したうえで、改善すべきことにはしっかりと取り組まなければならないと考えております。
そこで今般、調査チームを立ち上げ、外部の弁護士の方々にご参加いただき、生徒の心情にも十分に配慮しながら関係者へのヒアリングや調査等をおこなっていくことといたします。
これらの事実の把握や改善には出来るだけ早く取り組んで参りますが、今しばらくお時間をいただきたいと考えております。調査の結果につきましては、然るべき時期に情報を発信させていただきます。
また、生徒一人一人の心のケアについては、医師や専門家にも依頼し、対応につとめているところです。何卒ご家族ご親族の深い悲しみに、ご配慮いただきお願いもうしあげます。
宝塚歌劇団理事長 木場健之」
(記者:一部報道されているような事柄というのは?)
「こちらといたしましては、今回の事案について生徒間で何らかのトラブルがあったのではないかというような弊団としては否定している事実を報道されていることがございますので、そういったことがちゃんと外部の独立した調査チームできちんと調べて貰って、進めていくということを考えております。」
宝塚歌劇団会見質疑応答全文
上記理事長のコメントを発表後、質疑応答が始まりました。
「劇団の受け止めとしてお答えしたほうが良い?(記者:はい)
いま劇団としましてはイジメという事案があると言う風には考えてはおりません。ただ、劇団としての調査ヒアリングによる判断なので、きちんとそこを第三者の立場で外部からきちんと調べてもらおうというところの今回表明でございます。」
「まず否定させていただきたいのは、加害者・被害者と言う言葉。加害者も被害者もおりません。今回一部報道に「上級生が下級生の前髪を作るときに、ヘアイロンを長く押し付けた」という報道がございましたが、きちんとその報道については両者に、また周囲の人々にちゃんとヒアリングを重ねておりまして、その結果誤ってそれが当たってしまったということはございましたが、長くとは報道されているような書き方、非常にそれが歪曲したような表現で書かれていますので、そいうった事に関しては否定させていただいております。
(記者:ご本人に・・・?)
もちろんもちろん、ヒアリングの結果、本人達もそんなことは無かったと。ただ、当たったという事実はございましたので、そこは確認をしております。」
「まずは一番生徒たちが今回の事案に関してはショックを受けておりまして、やはり非常に悲しみの淵におります。その一人一人の気持ちって言うのを、やはり舞台に立てる状況に持っていくために時間が必要だということで、今から言うと2週間になりますか、2週間で足りるかどうかっていうのはまったく分かりませんが、まず生徒たちの心情が回復するための時間と言う風に思っております。」
「そうですはい。我々は散々してきましたので、ただその中でわからなかったことって言うのは外部の方に調査してもらった方が良いのではないかということで、我々にまったく関係のない外部の方にお願いをしました。」
「今のところ、宙組生全員に考えておりますが、その調査チームが必要とすれば広げていくということも考えていきたいと思います。まずは宙組。
(記者:どれくらいの期間を目途に?)
ちょっと今は分かりかねますが、早くとは思っているんですが、やはり調査するのと精神的なメンタルをケアするというのが相反する事象なので、そこをゆっくり時間をかけて進めていかないといけないかなと言う風に思っております。」
「とくに1週間という期限は言っていなかったとは思うのですが、たぶん理事長からの想いとして目途として発言があったのかも知れません。」
「今日付けで立ち上げた。メンバーについては関与していないが、ここではお知らせしかねます。職業は全員弁護士と聞いています。
私ども阪急阪神HDの顧問弁護士ではない、信用できる大手のところにお声掛けしていると聞いています。人数は聞いていないが、かなり人数は割いていただいていると聞いています。」
「はいそうです。もともと歌劇団の中に、看護師でありますとかカウンセラー資格を持った者、カウンセラー、産業医等がおりますので、そこは引き続きしながら、外部からも増員をお願いして、できるだけ手厚く進めているところです。
(宙組の生徒へのヒアリングは始まっている?)
なかなか・・・進めようとはしております。それも先ほど申し上げたとおり、メンタルのケアと同時に進めていますので、その様子を見ながらと言う風に考えております。ヒアリングの準備は始まっている。」
「今回の事案と、2月の週刊誌記事のものとはまったく別の問題なので、2月当時に両者からヒアリングをしている。記事が出た後。」
「デリケートな問題なので、ご親族様の心情もありますので控えて頂ければありがたいです。しかし否定はできないです。」
「はい、そうです。以前からありました。今回の件を受けてというわけではないです。今後もその窓口を利用していく。
(記者:今回の件を受けて続々と相談が来ている?)
もちろんこちらの方でヒアリングしているところはありますし、心のケアの外部の24時間のカウンセラー機関というのは劇団と独立したものなので、それぞれに守秘義務がありますので、そちらに相談したことが劇団に来る訳ではないという。だから相談できるというところもありますので・・・そこにどれだけ相談がいっているかは把握していない。」
「調査のなかでも、調査だけではなく…色んな調査がありますので、精神的なケアも含めてそういったことを「等」と表現させていただいております。具体的には心身のメンタルのケアでありますとか、そういったことも含めて、看護師の体制とかも整えながら進めていますので、そこら辺を含めて「等」と表現しております。」
「劇団がコントロールできる機関ではないので、どうされているかっていうのは、調査チームに任せている状況です。調査チームには劇団の人はいない、まったく独立した機関です。第三者の調査チーム。」
「未定です。調査結果がどういった形でどういう時期にに出てくるかというのは分かりかねますので、それに応じて対応していきたいと思っております。
(情報発信=公表?)
もちろんそこで出た結果に応じて、ちゃんとした対応をしていかなければいけないと思っておりますので、その中でどういう方法が良いかっていうのは検討してまいります。
提言の内容により、歌劇団からやるべきであれば歌劇団から発信、外部機関の方が良ければ外部機関から発信していきます。」
「はい、いまからどういう状況になるかっていうのに応じて、いつ再開できるかっていうのは慎重に、うちの生徒たちの心の問題、心情をちゃんと見ながら進めていくと言うところです。
何卒宜しくお願いいたします。」
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