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宝塚歌劇団

有愛きいは宝塚歌劇団に殺された?パワハラと過労で精神崩壊 文春

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10月4日の文春電子版により、宝塚歌劇団の飛び降り自殺者が宙組の有愛きいさんであると公表されました。改めてご冥福をお祈りいたします。

本サイトでは、①過去に文春に掲載されたイジメが原因である→自殺したタカラジェンヌは有愛きい?イジメ隠蔽の劇団は守ってくれない
②掲載されたイジメ記事がデマであり、その影響で→宝塚自殺理由は文春デマ記事?仲間の必死の訴えを劇団は無視していた
という説を記してきましたが、今回の文春記事にはそれとはまた別の、宝塚歌劇団の闇の部分が原因だという説が書かれていました。両記事にも記していますが、やはり宝塚歌劇団の体質に大きな問題があるようです。

その内容について検証します。

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宝塚歌劇団いじめは伝統「陰湿な嫌がらせに有名OGも失神の過去」

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有愛きい宝塚歌劇団に殺された?「すべて1人で背負い、潰された」

文春によると、有愛きいさんは新人公演でのリーダーを任されており、フォーメーション決めなど舞台作りで自由闊達な宙組下級生からの板挟み状態で精神的なストレスがかかっていたそうです。

※新人公演とは、本公演で先輩達が演じた舞台を新人だけで演じる公演。新人タカラジェンヌ達にとっては、演出家やファンに見出してもらえる、今後の俳優人生に関わる大事な舞台。

加えて、厳しい上級生からの尋常じゃない説教。”指導”と称されていますが、実質パワハラともいえる程で亡くなる直前は深夜12時過ぎに及んでいたそうです。それも組長やトップスターは見て見ぬふりをし、助けてくれる人がいない。

本来であれば同期が複数名いるはずですが、宙組は環境が悪く辞めてしまう人や休む人が多く、結果的に有愛さんはもう1人の同期と2人で頑張っていた。その中でもリーダーを任されていたということで、背負うものが大きすぎて壊れてしまったのでしょう。これは宝塚歌劇団の責任でもあると言えるのではないでしょうか。

関係者は宝塚の闇を以下のように語っています。

「“お叱り”と称して、下級生を寮のロビーに呼び出し、深夜から朝6時まで拘束。一睡もさせてもらえず、6時半に劇場に行くこともあった。一度上級生のターゲットになれば、衣装は破かれ、小道具は隠される。小道具の担当者は、それらが隠されたり捨てられたりすることを想定し、多めに作っているほど。また、上級生に『メイクの仕方を教えてあげる』と言われ、目の中に白粉をねじ込まれた下級生もいます。ストレス性難聴や適応障害になり、通院している子も多い」
引用元:週刊文春
有愛きいさんと同期だった退団者の母親は「舞台での立ち振る舞いに関する上級生からの罵倒やクレームは日常茶飯事。人格否定的な発言もされていた。それも伝言ゲームのように、上級生から下級生、さらに下の代にと伝えられていた」と話しています。
上下関係の厳しさは承知の上で宝塚を目指している人がほとんどだとは思いますが、実際毎日罵倒され、人格否定されると気が病んでしまうのも仕方ありません。幼い頃から夢見た舞台から引きずり降ろされる思いだったのではないでしょうか。
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有愛きいイジメ「衝撃のグループLINEの内容」

宙組のパワハラは面と向かった説教だけに留まりませんでした。宙組にはグループLINEがあり、そこで常習的に集団リンチ的なメッセージが飛び交っていました。

「まじでいい加減にしろよ」「お前、ぶっ飛ばすぞ」「一刻も早く謝れ」と深夜まで止まらず、謝罪しても「許さねえから」と。ほとぼりが冷めると、上級生は次の標的に移り同様な事が繰り返されていたそうです。

この時代特有のイジメのやり方。「清く、正しく、美しく」という宝塚音楽学校の校訓を全て裏切るような真っ黒な闇の世界がそこにはあります。

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有愛きいいじめ「前日に母に送ったメッセージ」

宙組公演「PAGAD」初日の前日である9月28日、深夜まで上級生に強烈な罵声を浴びせられた有愛さん。29日には心も身体もボロボロになりながら劇場で演じました。会場入りを見たファンは、有愛さんの顔色の悪さに心配していたそう。

29日、有愛さんはお母さんにメッセージを送っていました。

28日夜にはマンションから飛び降りることを決めていた。精神的に崩壊している…

そして30日、彼女は劇場に姿を見せることなく人生を終わらせた。

メッセージを受け取った母親や父親はどんな想いだったか、一緒に暮らしていた双子の妹はどんな想いでいるか、新人公演に向けて一緒に頑張っていた同期は…考えただけでも胸が張り裂けそうになります。

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有愛きい文春記事「宝塚歌劇団のパワハラが酷い」

2月に報じられた、天彩峰里さんによるイジメ事件。この後、組長の招集により、組子全員の「弁明会」が開かれたそうです。その内容が衝撃。

それは名前を呼ばれた生徒が「そのようなパワハラはなかった」と1人1人が話していくというもの。下級生はもちろん発言の機会さえ与えられず「パワハラはなかった」と言わされるだけ。

この行為自体が強固なパワハラであることは間違いありません。「弁明会」は組長主導であり劇団の指示ではないのかも知れませんが、劇団内で起こっているこの異常事態を無関係とは言えないのではないでしょうか。

多くのファンはただ「タカラジェンヌに良い環境で素晴らしいお芝居をして充実して欲しい」という思いが強く、昔からの劇団の変わらない体質に嫌悪感を抱き続けています。イジメ記事についても「事実無根です」のコメントを出すのみで、記者会見等も行わない、誠実さのカケラも無い。しかし今回ばかりはそうもいかないのではないかと怒りの意見が多いようです。

イジメ・パワハラが横行しているうえ、悪事には隠蔽を突き通す。ジャニーズ問題で影を潜めているイメージですが、今こそ宝塚歌劇団の闇もクリーンにして素晴らしい劇団になって欲しいものです。110年の歴史に終了のカウントダウンが始まる前に。

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宝塚歌劇団会見「宝塚が重い腰を上げた」

10月7日、宝塚歌劇団が記者会見を開きました。以下、会見の主な内容です。

亡くなった団員についてどう思っているか
→「夢と希望をもって宝塚に入ってきて、日々公演、稽古に打ち込んできた生徒の命が失われたことはあまりにも悲しくて、大変残念で、いまだに受け止めきれない。なぜ、そういう道を選ばなければならなかったのか。私たちはそこまでにできることはなかったのか。今後、二度と悲しい事態が起きないように何をすべきか、しっかりと取り組んでいきたいと思います」
2月に週刊誌でいじめ報道があったときにはどのような調査を?
→「当事者にそれぞれ聴いて、周りの方々にも聴いております。あの記事に書かれているようなこと(ヘアアイロンを額に押し付ける)はなかった。上級生から下級生に髪形のアドバイスはよくあることで、誤って当たってしまったことはあると両方から聴いております。記事のような長時間に渡ってというのはないと認識しております。その後ももちろん、当事者のフォローに努めてきました」
生徒からの声は
→「宝塚歌劇団という組織がもともと学校組織で集団の一体感が強い組織なので、そこのメンバーが一人亡くなったということは彼女たちも若いこともありますし、少子高齢化で身近な人の死に遭ったことがない。人が亡くなる現実に対して向き合うケアが難しい」

宝塚歌劇団は、まったく関連のない弁護士も参加する調査チームを立ち上げると明かしました。これだけの歴史がある宝塚歌劇団、悪しき慣習のようなものも存在していたでしょうから、今後のタカラジェンヌがいきいきできるような環境作りに浄化してくれることを期待したいものです。

 

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