有愛きいさんが亡くなってから1ヶ月余り。依然として不誠実な対応を続ける宝塚歌劇団には、現役タカラジェンヌからもファンからも不信感の声が止まりません。
11月2日の文春第5弾では、現在の劇団内の状況や雪組トップスターが直訴したこと、パワハラグループLINEについて報道されました。内容をまとめます。
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劇団に対する不信感は他の組も同じ。雪組トップスターの彩風咲奈(あやかぜさきな)さんは10月中旬、ついに劇団に対して直訴しました。
この直訴のおかげか、10月20日には雪組公演の一部日程中止が発表されました。
雪組には有愛きいさんの双子の妹である一禾あおさんが在籍、有愛きいさんと同期で相談相手だったという夢白あやさんは雪組トップ娘役です。そのため関係が強く、舞台への影響も大きかったことでしょう。
しかし劇団は80人ほどの雪組のヒアリングを1日で強行突破。十分なケアがされないまま公演に向かわせようとしました。もちろん生徒からは不満の声多数。トップの彩風さんが代表して怒りを爆発させたというわけです。
そしてこのタイミングで来年4月からの彩風咲奈さんの主演リサイタルが発表されました。ファンは「退団か・・・」と察しているようですが、もしかするとその原因は劇団への不信感なのかも。上記の直訴の際にはその話をしていた可能性もありますよね。劇団はまた自社の不誠実さが原因で着実に衰退へと向かって歩んでいるのかも知れません・・・。
お稽古や自主練習、小道具作成など、細かな作業を含めると毎日20時間は労働していたと話すOGもいます。それに加えて公演のチケットを自分で売らなければならない。(ノルマは無いものの、多く売れば良い役がもらえる)そして薄給のうえ化粧品や小物購入は自己負担・・・普通の企業であれば「ブラック企業」の烙印が押されて労働基準監督署に入られて終わりですよね。110年の歴史は、タカラジェンヌ達の「憧れ」というモチベーションだけで成り立っているようなもの。
実はこれまでは、年に一度の「すみれ総会」で、労働環境やチケットの半強制ノルマ、自主稽古への手当などについての是正を劇団に求めていました。たとえトップスターが訴えていても要求が通ることは無かったそうです。事件が起こった後の彩風さんの直訴だからこそ、雪組公演の中止という要求が通ったのかも知れません。
劇団有愛きいの自殺も隠ぺい「作戦失敗」
「時間をかけてケアしていく」という言葉はやはり上辺だけだった、またしても劇団の杜撰な対応が明らかになりました。
11月に入り、ようやく新たなカウンセリング体制が実施されることになったのだそう。しかもカウンセリング時間は限られており、月曜は1時間、水曜と金曜は3時間のみ。数百人が在籍する劇団で、1週間に7時間しか時間が設けられていないなんて、おかしな話です。
某メンタルケアのクリニックでは、カウンセリング所要時間は2時間半ほどと設定していました。それくらいじっくり時間をかけて、心の深い部分までケアしていくのが普通です。それが月曜日は1時間しか設けられていない。あまりにも杜撰な設定です。
そして更に驚くべき内容が。木場理事長たちは当初、有愛きいさんの自殺を隠ぺいしようと画策していたというのです。そのシナリオは「有愛きいさんを休演者扱いにし続け、千秋楽で退団させる」というもの。しかし先に報道されてしまったため隠ぺいに失敗したというオチだそうです。
このシナリオには鳥肌が立ちました。まるで犯罪者のよう。理事長ら幹部がそのようなことを考えているなんで、あまりにも宝塚歌劇団終わってませんか?仮に数日間隠せたとしても、同居の妹もいるのだから隠し通せるはずがない。むしろ途中でバレたときのほうが社会的信用は失墜すると考えなかったのでしょうか?反吐が出ます。
宝塚宙組のグループLINE「自殺の原因はあの子の病気」
これまでの文春で、有愛さんいじめの主犯格は芹香斗亜さん、松風輝さんら4人だと報じられていました。事件後、松風輝さんから宙組のグループLINEにあるメッセージが。
松風輝さんはその後このメッセージを送信取消ししているようですが、宙組の下級生からすれば恐怖です。「自殺の原因は上級生のいじめではなく、病気だった」ということにしよう、という松風さんの意図を感じたそうです。
この後もグループLINEは通常運転。下級生が電車の中で居眠りしていて花組の太凰旬に気付かず、降りた駅で気づいた後も挨拶もせず逃げた。気づいたなら申し訳ないと思いしっかり挨拶するように。という注意喚起のメッセージが10月下旬に届きました。
そのメッセージの終わりには「これ誰かわかったらあげてきてほしい」と、犯人を突き止めようとする言葉。つまりその「下級生」が誰かもハッキリしていない状況で犯人探しをしているという状況なのです。もしかしたら一般の人かもしれない、ファンかもしれない。それなのに下級生は疑われ、ガミガミ言われ、、、この状況でそんなメッセージ、心の負担になっているに違いありません。
雪組は、自分たちの状況が好転するようにトップの彩風さんが動いてくれました。しかし渦中の宙組は、トップが「自殺は心の病のせい」と発言。やはり宙組は解体を免れられないのでは。というより解体しなければ惨劇が続く危険性さえ・・・。
なお劇団側はこのLINEについて、「弊団においては、上級生、下級生にかかわらず、関係者間の挨拶は、舞台人としての礼儀の基本と考えております。なお、指導の方法については、随時研修等を行い、過度なものとならないよう注意喚起しております」と話しているそうです。
松風輝・芹香斗亜は意地悪な人?「宝塚の餌食に」
宝塚OGの東小雪さんは「トップスターを含め、誰しも被害者であり加害者」とコメントをしています。自分が受けたいじめ・パワハラ的扱いを、倍にして後輩に投げつける宝塚の悪しき伝統。芹香斗亜さんも被害者だったことは前回の文春でも取り上げられていた通り。→宝塚内部説明会の音声内容がひどい「とにかく早く終わらせたい」文春
松風輝さんら上級生は、今年夏の宙組公演「Xcalibur エクスカリバー」の期間中に体調不良の下級生に向かって「劇団にも外部にも絶対言うな。劇団の診療所ではなく各自で病院を探して行け」とパワハラ発言をしていたことも文春が報じています。
この話には続きがありました。専科(組に所属せず、各組の公演に特別出演する団員)の悠真倫さんにコロナの感染を気付かれないため、『上級生の前で咳禁止』というルールが敷かれた。体調不良者は悠真さんに気付かれないように咳をし、非常階段で嘔吐していたのだとか。
さらに芹香斗亜さんは有愛きいさんの死後、毎日のお稽古で「頑張ろうね!」と下級生を鼓舞しているとされていましたが、一方で友人に「こんなことで公演を止めるなんておかしい。なんで私が下級生から嫌われてるのか分からへん」と漏らしていたのだそう。「こんなこと」という発言が本当かどうかは疑問点ですが、そのような思考である時点で悪しき宝塚に染まっているなと感じます。
組長やトップがこの様子では、本当に宙組は居心地が悪い組なのだろうなと察します。宙組に選ばれた方は正直ハズレですよね。退団者続出、再起不能、解体するしかないと言われているのにも納得です。
11/15最新→宝塚記者会見でも嘘と隠ぺい「責任逃れの知らんぷり」文春
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パワハラ人殺し野郎。お前ら人間じゃねーよ。